矯正歯科治療で抜歯が必要になるのは、主に歯を動かすスペースを作る・噛み合わせのズレを改善する・前歯の位置や角度を修正するといった場合です。つまり、歯の間隔やデコボコの程度・噛み合わせや前歯の状態によっては、歯を抜かない矯正歯科治療が可能となります。それでは、どういった場合に歯を抜かない矯正歯科治療ができるのかを詳しく見ていきましょう。
歯並びの状態によって可能です。歯並びのデコボコの程度が少なければ、抜歯をしないで矯正治療を行えるケースがあります。顎の広さと歯の大きさのバランスが良く、上下の歯の差・噛み合わせのズレが小さい場合は非抜歯の治療ができる可能性が高いです。矯正歯科治療では、歯を動かすために必要なスペースの目安は0.8mm〜1.2mmです。すきっ歯の状態であれば、歯を抜かずに矯正治療を行えることがあります。また、前歯の部分矯正では、抜歯を必要としない場合が多いのも特徴です。
さらに、幼少期に始めると非抜歯矯正の可能性が高まります。子どもの顎はまだ成長しきっていないため、骨が柔らかく、矯正歯科治療の効果が期待できます。この時期に顎の成長を促す治療を行うことで、永久歯がきれいに並ぶ基礎を作ることができ、非抜歯での矯正が可能となるのです。また、幼少期に治療を行うことで、痛みが少なく、治療期間も短縮されるメリットがあります。子どもの歯並びが気になる場合は、乳歯が残っている6~10歳頃に歯科医院に相談することをお勧めします。この時期に適切な判断をすることで、将来の口腔健康を大きく改善できる可能性があります。早期の対応が、よりスムーズな治療につながるでしょう。
東京・豊島区文京区北区駒込駅前スマイル矯正歯科では、抜歯が本当に必要なのか、安いのに精密な検査と診断で、わかりやすくご説明したうえ、治療を提供いたします。