予防矯正について
歯並びが悪くなる原因を改善し
悪くなる前に予防します
予防矯正では、悪くなった歯並びを治すのではなく、歯並びが悪くならないことを目標としています。そもそも歯並びが悪くなった状態というのは、「悪さ」がだいぶ進行した状態であり、「元の状態」を完全に取り戻すことは不可能と言えます。
一度削った歯を元に戻せないのと同様、歯並びが悪くなった状態は、骨格の成長に影響を及ぼすので、元に戻すことができません。
当院では、歯並びが悪くなる、根本的な原因を取り除き、「悪い歯並びを治す」のではなく、「歯並びが悪くならない状態を作る」ことを目指しています。根本的な原因を治さない矯正治療や、歯並びだけに視点をあてた矯正治療ではなく、お子さまや親御さまが歯並びに悩むことのない、お子さまの長い将来を見据えた治療方法です。
予防矯正の特徴
歯並びが悪くならない
根本原因から改善しますので、歯並びが悪くなりません。
矯正の期間が短くなる
悪くなった状態を治す作業がない分、治療期間が短くなります。
子どもへの負担が少ない
成長のない大人の、悪くなった状態を治すわけではないので、矯正装置も目立ちにくいものですみます。
歯並びが悪くなる原因
お口が開いていることが多い
(口で呼吸しがち)
- 口で呼吸をしていると筋肉のバランスが崩れ歯並びが悪くなる
- 口が閉じにくくなり不正咬合を引き起こす
- お顔立ちに悪影響がある(顎の発達・骨の発達)
舌を出したり唇をよく噛んでいる
- 舌が正しい位置にないと上顎を支えることができず、 顎が下方に成長してガミースマイルや出っ歯になる
- 全体的に下がり気味のお顔立ちになる
- 滑舌が悪くなる
- 舌に力がないため、咽頭に舌が落ちていびきを引き起こす
あまり噛まずに飲み込んでしまう
- お口周りの筋肉を使って飲み込むため、歯が圧迫され歯並びが悪くなる
- 唇の形が崩れる・頬がこけたようになる
- 咀嚼できないため消化不良になる&唾液が分泌されない
お口周りの筋肉の未発達
- 唇の形も悪くなるだけでなく、顔全体が下がったように成長してしまう
- 口呼吸のきっかけとなる
- 顎が正しく成長しない
- 目の下にクマができたり、白目が見えやすい目の形になる
乳歯なのに歯並びにすき間がない
- 歯の生える面積を乳歯がいっぱいに使っていると、大人の歯に生え変わる際にでこぼこができる
- でこぼこができると、咬む際に顎がずれ、顎が間違った方向に成長してしまう
- 顎が間違った方向に成長すると、顎の間接に症状が現れやすくなる
- でこぼこがあると、将来的に歯が残りにくくなる
噛み合わせが深い
- 噛み合わせが深いため、上の前歯と下の前歯が強くぶつかる
- 上の前歯が出っ歯になるか、下の前歯が内側に倒れてしまう
- 傾くほど強くぶつかる前歯の寿命が短くなる
- 上の前歯と下の前歯の間に舌が挟まる場合、骨格に大きな影響を及ぼす
受け口の噛み合わせをとることがある
- 下の顎が前方に過剰に成長してしまう
- ものをあまり噛めなくなる
- 顎が前にでるだけでなく、左右にずれて成長する可能性がある
- 受け口の噛み合わせの時間が増えると、奥歯に負担がかかり、奥歯の寿命が短くなる